黒い海におぼれる
黒い海は私を包み込み、私はそのつめたい海の奥深くまで沈んでいくどこまでも…どこまでも。
不意に私は私の中のわたしに足をつかまれ、さらに奥深くまで沈んでいった。
この海に底はあるのだろうか、そんなことを考えながらも私は沈む。
上を見上げた。なにもない。生き物もゴミもない。光も射さないこの黒い海にいるのは私とわたしだけだ。まだ私は沈む。いったいどこまで沈むのだろうか。
ああ、寒くて凍えてしまいそうだ。
上に何か白いものが見えた。手だ。誰かが手を差し伸べている。私にだろうか。私も上に手を伸ばす。届かない。足に絡みつくわたしは私をさらに下へとひっぱってゆく。白い手が遠ざかり、かすんでいく。
私はまた、深い海の底へと沈んでいく。今日も明日も。
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たぶん今の私の心情を文であらわすとこんな感じ(笑)上に見えた白い手は友達のものかなぁ。