魚薬軟膏

つけたらひび割れが治る薬。甘くてしょっぱい。 魚頭(うおあたま)とにとろでやってるびょーん

思うんだ。これって、ブログなのかなって

 

見つけたのは 見えないはずのビンの中身だった

空気のようなそれは たしかに 閉じ込められた空間で 呼吸をしている

水も柿ピーも指もこいつを素通りするけれど

あたしの目は素通りできなかった これは 触れちゃいけないタブーだったのだ

トップシークレット並の秘密だったのに あたしはそれに気がついてしまった

こいつがいる空間、そいつを通して物をみると 光が曲がるように物が歪んで見えるなんてことは 全くない。

だから皆は これがただの空瓶にみえるはずだ それはしょうがないことだ

けど居るのだ。いや、居ないのかもしれないけど 居るのだ

そしてこいつは

こんな小ビンの中におさまっていようとするほど

空気じゃないのだ。

じわじわとビンを侵食し

気がつかないうちにこいつは娑婆の空気で呼吸をするのだ。

それでもこいつは素通りされる。だって空気に限りなく近いのだから。

なんて可愛らしいんだろう。

ここにあたしだけに分かる秘密がある。 黙っていなくてもいいのだが

「自分だけ」の優越感が こいつをさらに 孤独にさせる 秘密にさせる 黙させる

 

ただひとつ、残念なことは 共有できる理解者が居ないことだろう

 

(むかしは、こいつも触れた。他人から目視された。ビンなんかには 入っていなかった。生きるために)

 

 

 

 

 すり替わったのでした

 

 

 

以上にとろの研究結果でござった ニンニン。