きみと2番目のぼくとわたし
くぐもった蝉が鳴く日
ガラス窓一枚でも隔てたような向こうの音
瞼の裏で後をひく青空
頭痛の時のような 反射し眩みそうな白いたてもの
手を置くガードレールはペンキがはがれて錆つく時を待つ
アイスみたいに蕩けそうな輪郭から雫が落ちるのをみてる
工事現場に堕ちた君
今日の出来事を書き留めるための日記は
沢山の過去の今日のことでいっぱいだから
君の顔に書いておこうかな
引きこもれるほどの器量も持ち合わせない
かといって外もなんだか嫌ではある
そんな気まぐれに付き合わそうなんてこと
あの子だって考えちゃいないよ
自信もったら県庁所在地が爆撃をうけちゃうんでしょ?
いけないよねそれは
私もきみも言えた事じゃないけどね
情けない3番目はいつだって喚いてるのか
竹箒は細かいものは捕えない
かなしかったきみにやさしくしてあげたいよ
ほんとはね